小児歯科

子どもの頃に歯ブラシ習慣をつけるのが大事

乳歯は歯の質が弱いため、永久歯よりもむし歯になりやすく、進行が早いです。乳歯は大人の歯に生え変わるからといって、むし歯を治療せず放置してもいいということは決してありません。放置してしまうと、永久歯の歯並びが悪くなってしまったり、形に異常が出てしまったりしてしまうのです。
乳歯の段階で、健康な口の環境を作ること、そして正常な歯並びに導いてあげることが、とても大切です。
そのために定期的なむし歯のチェックやフッ素塗布、歯並びのチェックや矯正治療を行っています。

また、わたなべ歯科医院では歯医者が怖いというお子さんに対しても、無理に治療するのではなく、まず歯医者さんを好きになってもらってからの治療を心掛けています。

乳歯の役割

乳歯は永久歯に生え変わるからと言っておろそかにしてはいけません。
乳歯の役割は食事するためだけにあるのではなく、

食事をする
正常な発音をするのを助ける
永久歯の正常な萌出を助ける
顔面部の成長を助ける

などの重要な役割があります。
例えば、乳歯が虫歯になってしまい、生え変わりの時期よりも早期に抜歯になってしまった場合、そのまま生え変わりの時期まで長期に放置してしまうと、抜歯した歯の隣在歯が傾斜してきてしまい、後続して生えてくる永久歯が萌出するためのスペースがなくなってしまいます。そうなると永久歯の位置の異常が起きてしまい、噛み合わせがおかしくなってしまったり、顎が正しく成長しないなども起こり得ます。

このようなことを防ぎ、治療するためにも乳歯の治療も永久歯と同様大切なのです。

子供の歯磨きのポイント

歯が生えたら歯ブラシを始めましょう
必ず仕上げ磨きを行いましょう
フッ素で歯の質を強くしましょう

乳歯は生後6ヶ月〜11ヶ月頃から生えてきます。この頃からしっかりとケアを始めましょう。初めから歯ブラシは難しいですし、赤ちゃんも嫌がってしまうので、ガーゼを指に巻きぬるま湯につけて汚れを拭いましょう。
慣れてきたらブラシにチェンジして磨いてみましょう。

仕上げ磨きはとても重要です。
子供は乳歯の生え変わりなどがあるのでブラッシングがとても難しいです。
できれば永久歯が生え揃ってくる10歳頃まで行うと、永久歯が虫歯にもなりにくく、歯磨き習慣もつくので良いとされています。