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口は万病の元!

こんにちは、川崎区川崎大師の歯医者、わたなべ歯科医院です。

本日は歯周病とからだの病気との関係性についてお話します。

歯周病の怖さは口の中だけではなく、全身の病気の発症や原因の一つとなっているということです!
このため、近年、歯科医師だけでなく、医師も歯周病に関心を寄せ、双方で歯周病と身体に関する多くの研究を行なっています。

なぜ、口の中の歯周病が全身の病気と関係があるのでしょうか?

そのキーワードは歯周病の大きな特徴の一つである『慢性炎症(持続的に炎症を抱えていること)』です。

歯周病は歯肉などの歯周組織に炎症が起こる病気です。

歯肉の炎症と言ってもイメージが湧きづらいと思いますが、例えるならば、なんと炎症は手のひら大のサイズと言われています。
これは学術的な数値で歯周ポケット周囲の炎症の総面積を計算すると(歯周ポケット5〜6mm×28本の歯)だいたい手のひらの総面積と算出されるのです。歯周病治療を行わないということは手のひら大の炎症を放置しているのと同じことなのです。

歯肉の毛細血管は全身の血管ともつながっています。
歯肉が炎症を起こすと炎症性物質というものが大量に作られ、糖尿病、早産、肥満、動脈硬化を引き起こす原因となります。

また血管には歯周病菌が持つ毒素も入り込みます。毒素は脳にも入り込み、アルツハイマー病悪化の引き金となる可能性が示されています。

さらに、歯周病菌が誤嚥により肺に入ってしまうことが高齢者の死亡原因となる誤嚥性肺炎の原因となります。

以下が歯周病と主に関係のある病気です。
・狭心症、心筋梗塞
・脳梗塞
・糖尿病
・低体重児早産
・誤嚥性肺炎
・骨粗鬆症
・関節炎、腎炎
・メタボリックシンドローム
・アルツハイマー

歯周病の予防、治療により、こうした病気のリスクが減ることは間違いありません。
今後は「からだの健康のために歯周病対策を!」を意識しながら口腔ケアに取り組んで頂きたいと思います!

川崎区川崎大師の歯医者 わたなべ歯科医院